Matjaz's CBX 550F story

Slovenia の Matjaz です。

私がこの Honda CBX 550 F を買ったのは 1999 年の 7 月でした。 エンジンは既に調子が悪くなっていたので、約 2000 DEM ほどで買いました。 1999年には 1500 Km ほど走ったのですが、その後エンジンが回らなくなりました。 カムチェーンが外れたために完全にブロックされたのです。 カムシャフトは二つのハーフベアリングからなるベアリングからズレてしまい、 ばらばらになったせいで、カムシャフトが宙に浮いてしまいました。 このとき 100 Km 走るのに 10 リッターも消費していました。(使い過ぎ!)

今年の冬になって初めてエンジンを開けました。 理由はひどい燃費と、二つの燃焼室をきちんと閉鎖しない排気バルブのせいです。 その時私はエンジンが 400 のもので 550 のものでない事を発見したのです。 もうこれはエンジンの上側部分を完全に新しくするしかないと決めました。 私の家から 30Km しか離れていないイタリアのジャンク屋で CBX 400 を見つけ、 400 DEM で手に入れました。

見つけてきたバイクは完全なものでしたが、一つのシリンダーとピストンに ダメージを受けていました。それで今や私の手元にはこのバイクから取った 大量のスペアパーツと、あと幾らか私が買ったバイクのパーツがあります。 もし誰か近くの人で、何か必要なものがあれば連絡ください。

摩擦を減らすためにシリンダをこころもち磨きました。 (本来、表面は磨かれるべきじゃないです。) シリンダー内径は同じ直径のピストンを使いたいので変えませんでした。 また、二つの痛んでいたバルブを換え、全てのバルブシートをブラシで 磨きました。
残念ながら、エンジンの下側部分を開なかったので、他のパーツの状態の チェックはしませんでした。この時、メインシャフトを売ってしまいました。 (なんという失敗!)
初めの頃、エンジンはスムーズに回っていたのですが、300 Km もすると、 奇妙な音がエンジンの底の方から聞こえるようになりました。 それは誰かが金属をハンマーで叩いているような音(チン、チン、チン、、) で、毎秒 3 回ほどで繰り返します。 この音はアイドリングの時だけ聞こえてきます。

それから 2500 Km ほど走ったところで、再びエンジンは止まり、今に至ります。 先日、私はイタリアの中古バイク屋で CBX を見つけたのですが、そこに行く 前にもっとしっかりこれについての情報を得ておく必要があります。 何しろそこまで片道 400 Km もあるので。 結果が出たらこの結末について連絡します。

今の私のバイクの外見は、標準のメタリックの赤/白に黒いストライプです。 排気管とサイレンサーを二つ持っています。 一つは 4 in 1 のマイクロンで、これはレースには完璧。 9000rpm より上から加速を始めます。 もう一つは古典的 4 in 2 のクロームメッキのものです。

Thanks.
Matjaz


Hello Yasu!

14日前に私のホンダについてメイルを送った者です。 私のトラブルについて Web に載せてくれて有り難う。 ここの Web ページを見たという Slovenia の CBX オーナーから連絡を もらいましたよ。 組んだ状態の CBX とエンジン内部の写真を送ります。
この写真は 1999 年の冬、修理している間に撮ったものです。

mot1.jpg 完全にパーツを降ろされた状態

mot2.jpg 4 in 2 のクロームメッキされたコーン型の排気管を付けて組んだ状態

mot3.jpg 4 in 1 の Micron の排気管を付けて組んだ状態

mot4.jpg 研磨後のボア。網状に見える。

mot5.jpg エンジンをバラした時の作業台。

またイタリアからエンジンを取り寄せたら何か書きます。

Thanks again
Matjaz


2001 年 7 月にその後のストーリーがとどきました。


Matjaz Kariz (matjaz.kariz@email.si)