Matjaz's CBX 550F story, 2nd

Hello Yasu!

しばらく連絡しなくて申し訳ない。 ここ二カ月ほどはこのバイクに乗っていました。 この時間ばかりは他にかえられないことがわかりましたよ。

どうやって私がイタリアからエンジンを手に入れたかを書いておきましょう。
私は四人の友達を集め、イタリアへ二日間の予定を組み、5月の最初の週末に 出かけました。

まず最初に、我々は旅費の使い途を二つに分けることに決めました。 どこで眠るか、どこへ行くか、とに。 私たちは朝 6:30 に出掛け、500 キロほどもイタリアの高速道路を走らせ、 私のエンジンのある場所を見つけたのはもう 2:30 になっていました。 そこはおよそ 200 台もの事故車や壊れたバイクが積んである、ある種の 単車の中古部品店でした。 イタリアではこうした店を「motodemolizioni」と呼んでいます。 そこには '70 年代後半から最新のバイクまでが置いてありました。 ( CBX シリーズなら 550, 750, 1000 がありました。).

その CBX 550 F2 はほとんど完全な状態でした。 せいぜいオルタネータとバッテリーがないだけです。 非常に良く保存されていて、事故などの跡もありません。 もし私がその状態だと知っていたら、きっとバイクまるごと 650.000.000 リラ 出して持って帰ったことでしょう。
残念なことに、我々は車にもう5人も乗っていましたから、そこではエンジンだけを 400.000.000 liras で買いました。(ドイツマルクで 400 DEM くらい)

メーターの表示によると走行距離は 32000 km ですが、 そこでできたテストと言えば、エンジンが動かないんじゃないかということを せいぜい見るだけです。(全くリスキーだ!) それから友人たちは町に何か食べに行き、私はエンジンをフレームから 取り出す作業を手伝うためにそこに残りました。 二人でそれをするのにほぼ一時間半かかりましたね。

エンジンを車に積んでから料金を支払い、我々は満載状態で次の目的地に 向かいました。 夜は Como 湖畔の町、Como のユースホステルで過ごすことに決めていたのです。 我々はそこで夜を過ごし、しばらく町を見に行きました。

翌朝、我々は観光客らしい観光をちょっとだけ町の近くでしてから、 家へと向かいました。 私はエンジンを Triest ( スロベニア国境近くのイタリアの町 ) に残して こなければなりませんでした。 日曜の夕方では税関が動かないのは知ってますよね。

我々は夜 11:00 に家に帰りました。 翌朝私は一人で Triest にエンジンを引き取りに行き、それから国境で 12.000 スロベニア Tolars ほど (約100 DEM) 輸入関税を支払いました。

再びバイクを組み立てるのに 15 時間ほど費やしました。 組み立ての途中で、幾らか失敗もしてしまいました。 例えば、クランクシャフトをレンチキーで回そうとしたとき、何かが 引っかかったりしないかをチェックしませんでした。 後でヘッドカバーを開けると、 その時タコメーターのギアシステムを壊していたことがわかりました。 おかげで今は回転計なしです。

以来、私はどこへでも乗って行くようになりました。 これで話はおしまいです。 幾らか分解している時の写真をつけておきます。
この話を気に入ってくれると嬉しいのですが。

ネットで見つけた単車の中古部品店のアドレスをつけておきます。

United Kingdom:
www.davidsilverspares.co.uk/bikes_frame.html (only new parts)
www.jurassic-parts.com
Germany:
www.motorrad-best.de
www.motorradtechnik-muenchen.de
www.Motorrad-Ott.de
www.gebrauchtteile.com
www.vis.de/spaengler
www.grc-gmbh.com
Italy:
www.fuorigiri.com
www.foreverbikes.com
もし誰かから CBX 400 か 500 のパーツや修理に関する質問があれば、 私のアドレスを教えていいですよ。

Matjaz


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イタリアで手に入れたエンジンです。 スターター、オイルクーラー、キャブレター、オルタネーターははじめから外されて ました。 スパークプラグは残ってましたけどね!!!

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タコメーターギアの折れた歯です。 これを直すには排気側のカムシャフトまるごと交換するしかありません。

mot12.jpg

動いた!!! エンジンは二度目の挑戦で動き出しました。 最初はちょっと掛かったかと思わせて、すぐ死にました。 写真は動き出して一分後のものです。


Matjaz Kariz (matjaz.kariz@email.si)