My cbx

この Web サイトがあったので、僕の CBX について書きますね。

約一年前、古いバイクを直しては売っているような人から、この Honda CBX 550 F を買いました。 この CBX はそれまでに 57,000 Km を走っていたけど、 何かオンロードの移動手段が必要だったのです。 オフロード・バイクとしては Honda XR250R を買っていたんですが、 これはそんなにオン・ロードには向いてないのです。 (そんなに速くない。ただオフロード用としては今でも良い バイクだし、今まで大きなトラブルは皆無。)
僕が CBX を買ったのは見た目が気に入ったからです。 (僕はネイキッドが好きです。エンジンが見えるから。) それに僕にとってそれほど高価でなかった(僕は学生なのです)。 他にも僕は完全にバラされた(ほぼ完全にバラバラ)CBX 550F を しばらく経って、同じ人から買いました。 幾らかスペアパーツがあった方が便利そうだったので。 それから Haynes Workshop マニュアルも彼から買いました。

幾らかの試運転の後、このバイクが充分に速い事が判りました。 時々高速の旋回で少し不安定になるけど。 (このせいで一度ビックリさせられた!) それからオリジナルの 4 in 2 とは違うエクゾースト・パイプが ついていました。 これが一部手作りパーツで出来ていて、そこがちょっと地面に近いのです。 大きなバンプを越えるときに時々ここが地面にヒットします。 まあ慣れたので、今では滅多に起こしませんが。 オリジナルのエキゾーストも持ってるのですが、これがサビサビ。 いつか何とかするつもりです。

今年の6月までは楽しく乗ってました。 でもその後フリーウェイを走っていたとき、エンジンから異音が しはじめ、数キロ走るうちに音はどんどんうるさくなりました。 それでも乗り続けていたら、80Km/h あたりを低回転で走らせました。
家に着いた頃には音はとても大きくなっていて (まるでコツコツとノックしてるみたい) もうそれは明らかに何かバイクに異常が起きたことを示してました。 後で時間が出来てから、エンジンを分解して壊れた部品捜しです。 シリンダーを外すと、三番ピストンに問題がありました。 コネクションロッドのベアリングシェルが壊れていて、 元の場所におさまってはいるけど、よく調べてみるとクランクシャフトの 表面に傷を付けてました。 何が原因でこんなことになったのかは判らないけど、 思うに潤滑が悪かったからじゃないかと。 (もう少し早くエンジンオイルを換えるべきだったとは思います)
スペアのクランクシャフトを手に入れた後、 痛んだこいつを交換することにしました。 同時にコネクションロッドも換えたのですが、元のクランクシャフトに ついていた、同じロッドを使い続けたほうが良かったと思います。
それを済ませて、エンジンを再び組み上げました。 チューブに入ったある種の「液体ガスケット」を買ってきて、 二つの上下クランクケースをシールしました。 それから(トラクタのための)ガスケットペーパーが切れていたので 新しいのを作りました。 これはずいぶん手がかかりましたが、 しかし新しいガスケットセットを手に入れるのがすごく難しい上に 高価なので仕方ありません。
ホビー用の印刷機で必要なガスケットの型を作り、それをシャープな(!) スタンレーのナイフで切り抜きました。 その時スペアのガスケットを幾らか作りました。 シリンダーヘッドのガスケットは古いもの(三層で出来てました) をきれいにして使いました。
それから、トルクレンチを使ってクランクケースを元に戻しました。 組み付け途中でボルトが一本折れました。 (トルクレンチ使ってるのに:-)) シリンダーと他の全てのものを(キレイにしてから)組み付け、 新しいオイルフィルターをつけて、エンジンをフレームにマウント し直しました。 その時エア・チェンバーをキャブレターより先に交換するのはちょっと 難しい、ってことが判りました。できるんですけどね。
それから全てをエンジンにつないで最初のテスト準備が整いました。 それは何度か夜 12 時までの作業をした後のことです。 エンジンは二度目の始動で動き始めました。 排気管をつないでないために、大量の煙と騒音を出しながらね。 でもハッピーでした。動いたんだから!

この修理が終るまで、掛かったコストはオイル少々と新しいフィルター、 それに液体ガスケット(これで言い方合ってる?)だけです。 でも時間はかかりました。僕はエンジン他についての経験が余り ないので、何でもすべて二重にワークショップマニュアルでチェックして、 家族の手助け(thanks)も借りながら、です。 それから新しいシリンダーヘッドガスケットを付ける方がいいのは 判っているのですが、その時余りお金がなかったのです。 まあこの方法はうまくいき、今のところオイル漏れはありません。 僕は再びこの道に戻ってきました。
最初の数キロ、ギアチェンジがちょっと渋かったのですが今はよく なってきたようです。 それから一つのスパークプラグキャップがゆるくなっていたのを みつけました。それはしばらく目だってパフォーマンスが落ちた後です。 (最高速が 110 !) バイクをいじった後はキャップをしっかりつけることを忘れずに。 :-(

これが今までの僕の CBX のお話です。 この修理がうまくいって、また何かしなくても良いことを祈ってます。 修理するより乗る方が好きなんです。

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この写真はかなり茶っぽくなりはじめた ;) 僕の両親の家の前です。 うーんなんか良いじゃない!
Ride safe and greetings, Michel Heusinkveld


Michel Heusinkveld (michel.heusinkveld@wanadoo.nl)


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