Leopardが出て、バックアップの考え方が大きく変わっています。HDD暗号化機能を使っていないのであれば、Time Machineを使うことです。何世代にもわたり、過去に名称変更、削除、追加、修正したあらゆるファイルに、戻すことが可能です。デフォルトでは1時間にハードリンクを使った差分バックアップというUNIX特有の面白いバックアップをするので、大容量の出し入れをしない限り、複数世代があったとしてもバックアップに必要な容量はあまり増えないことも特徴です。やるべきことは、Time Machineをセットアップし、後はセットアップした外付けHDD(内蔵のセカンドかもしれない)を接続したままにするだけです。そうでないMacOS 10.4以下であるならば、次のようにすればいいでしょう。
まずは日頃のバックアップは欠かさないようにすること。ではどういう風にバックアップするのでしょうか。一番よいのはユーザ領域そのものを別パーティションにしてしまって、そのパーティションごとバックアップすることである。こうすることで、システムを入れ替えてもユーザ領域はそのまま残るので、再インストールしやすくなる。
いずれにしても、日頃のバックアップは重要である。ではなぜあまりしない人がおおいのだろうか。それは単純明快であり、「面倒だから、時間かかるから」である。ならば更新したデータだけバックアップとれる差分バックアップができれば、まぁ毎日バックアップしようという気持ちになるのではないか。ということで調べてみた。
MacOS 10.3以降の差分バックアップでは、SilverKeeperがもっとも高速かつ安定している。他のソフトもあるが、隠しファイルをコピーしてくれなかったりと、問題があるものが多い。このソフトは全部をコピーしてくれる。日本語メニューにも対応しており、またかつて製品だったこともあり安定性も抜群である。ただ終了するとかならずクラッシュログがでるのが玉に傷だが、まぁ無視していればいいでしょう。あなたが、Leppardを使っているのあれば、Time Machineを使いましょう。外付けHDDの容量が続く限り、無限に世代コピーを取ってくれます。世代間での変更のないファイルについてはUNIXのハードリンク機能を使っているのをみて、「なるほどな」とおもいました。