竹丸です、おはようございます。
以前ご紹介させて頂いた、組み込み(っぽい)Linuxづくりのお話です。
あれからもボチボチ遊んでおりましたら、ちょっとした勉強会でその成果を
発表させて頂くことができました(山形大学 地域共同研究センターにて)。
http://kiri.kcrc.yamagata-u.ac.jp/rn/kcng/gijiroku-2004.html
http://kiri.kcrc.yamagata-u.ac.jp/rn/kcng/elinux.html
親しくさせて頂いているハイテックシステムさん(山形本社)も含めて
「ものづくり山形」を農産物以外ででも発信するために、tibi + tibi Linux
で組み込み系なんてどうでしょうという話含みで(^_^)
Linuxをちょっといじっている方なら、sourceからのスクラッチで3時間程度、
極小のオリジナルLinuxが半自動的に生成できます・・っと大風呂敷を広げて
まいりました。
で。個人的にも興味があるので、どこまで作り込めるか取り組んでみること
にしました。題して Bonsai(盆栽) Linux project (^_^)
「そんなの作って何に使うの?」
「育てるだけでイイじゃん。だって盆栽だもの」を合言葉に(笑)
開発環境として ptxdist と User Mode Linux を使おうとしています。
ptxdistでユーザランド(root file system)を半自動的に生成して、
inittabや各種プログラムの起動試験などのroot file systemの作り込みを
UML上で行う。つまり、PCを何度もリブートするとこなしに実験ができる
という寸法です。
ptxdistを見つけたのもラッキーですが、UMLをroot file system検証に
使おうと思い付いたのもラッキー。楽しいことができそうです(^_^)
私は低レベル(ハードウェア寄りな)知識も無いくせに、上位層の知識だけで
組み込み系にアプローチしています。無謀かな〜と思っていたのですが、
tibi PCならばそんなこともOKかも(かなり感動的です)。
私はMicroPCでやってますが、Linuxが動くIntel,ARM,PPC系のtibiで
同様のアプローチがとれそうです。
# ptxdistはMIPSには対応してないみたい。
ご興味ございます方、いっしょに遊びましょう。
ある程度情報がまとまりましたら、WEBにあげてまいります。
http://www.takemaru.com/microserver/
> 以前お話しておりました、スクラッチから作る小さなマイLinuxのお話です。
> 文章はまだ書きかけなのですが、話題が古くならないうちに公開させていただ
> きます。
>
> http://www.takemaru.com/microserver/
> http://www.takemaru.com/microserver/technote/make_1cf_linux.txt
>
> 「sourceから10MB程度の小さなLinuxを自由自在に作れるようになる」
> という内容の文章ですが、これを応用してRAMDISKだけで動くLinuxへの
> 発展、CD-ROMだけで動くLinuxへの発展なども考えられます。
>
> "ptxdist"という小さなLinuxのユーザランドを作るソフトウェアを利用してい
> ます。これかなりイケていると思うのですが、あまり知られていないようです
> (google調べ)。もしかしたら日本初の紹介記事にもなっているかもしれません(笑)
>
> ドキュメントでではMicroPCを利用していますが、IntelなPath Navigatorだけ
> ではなく、ARMやMIPSなtibi PC向けにでも同様に作れます。なんとクロスコンパ
> イルまで勝手にやってくれるんです > ptxdist
>
> 遊びにも仕事にも使えると思います、お試し下さい(^_^)/
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Koichiro Takemaru (竹丸広一郎)
mailto:takemaru@takemaru.com, cdmaone@takemaru.com
http://www.takemaru.com/
# Just running, Keep me running