Cinema Review

DOA/デッド・オア・アライブ

Also Known as:DOA / Dead or Alive

監督:コーリー・ユン
出演:デボン・青木、ケイン・コスギ、ホリー・バランス、ジェイミー・プレスリー

離れ小島で開催された格闘選手権に5人の美女が参加して闘う。お色気アクション映画。

アブストラクトに書いたとおり、もう筋書きもへったくれもないような馬鹿映画である。僕はこれをデボン青木のためにレンタルして見た。それ以外は何もない。なにしろゲームが原作だと言うことすら知らなかった。

実に突っ込みどころ満載の映画だ。オマージュと言うべきか、パクりと言うべきか。あの『燃えよ!ドラゴン』そっくりの構成といい、日本人という設定なのになぜ英語でカンフー?といったことなど、もうとにかく大変な割り切りようだ。

ただ、そういうところは実はどうでも宜しい。ほぼ全編アクション(美女格闘)なのだが、見ていて飽きないのだ。これはすごい。美人である、ということだけなら簡単に飽きると思うのだが、まったくよくできた映像で、ほんとに飽きない。なにしろ監督は『クローサー』『トランスポーター』の人だ。そんな中途半端なアクションをやるはずがない。女優さん達も相当に訓練したようで、スタントのかなりの部分を自分でこなしてる。合成も力が入っていて、えらいうまいことできてる。格闘シーンは補助やワイヤーがいっぱい入ったはずだが、ほんと違和感なく処理されている。

というわけで、結構すごい映画だった。いや、内容はまったく無いんですよ。それでも最後まで見続けられる、すごい映画です。

Report: Yutaka Yasuda (2007.11.30)


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