Cinema Review

僕の彼女を紹介します

監督:クァク・ジェヨン
出演:チョン・ジヒョンチャン・ヒョク

元気で無茶ばかりしている女性警察官と、気の弱い女子高教師が出会う。男は彼女に振り回されっぱなしの毎日。

猟奇的な彼女』に続いて見たチョン・ジヒョンのラブストーリー。男女の関係というかポジションも『猟奇的な…』とほぼ同じ構成か。内容的にも同様に全く若者向けのハチャメチャ劇だが、そんなことは勿論どうでも良く。つまりこれはチョン・ジヒョン鑑賞映画である。

このレビューを書いている人が美人を好きなことはこのレビュー群から真っ赤っかに明らかであるが、実は東洋人が好みだったりすることもまた真っ白しろに明らかだろう。特に北方の中国人や韓国人が彼の好みのようだ。代表的なところはやはりジョイ・ウォンであろう。彼女はもう映画には出てこないようだが、未だに彼にとってのアイドルだ。長い黒髪、長身、すらりと伸びた脚。チョン・ジヒョンもまさにこの系列に当たっている。

実は常磐貴子もデビュー当時(テレビドラマ『悪魔のキス』など)は長い黒髪だった。彼女は少し O 脚だったり、それほど長身でもなかったりするのだが、彼女が長い間テレビドラマに出続けているせいで未だに彼ははまり続けている。もちろんこの線での最近のヒットというとチャン・ツイィーである。少し華奢すぎるのだが、しかし『初恋の来た道』で彼の脳味噌には完全に何かが刷り込まれたらしい。彼はその後『HERO』も『LOVERS』も見ている。

チョン・ジヒョンがこれからどうなるかは分からないが、彼の好みのど真ん中を通っていることには間違いない。彼はきっと長らく追いかけるだろう。気がつけば『猟奇的な彼女』『四人の食卓』そして『僕の彼女…』と、既に順調にノルマをこなしているではないか。

Report: Yutaka Yasuda (2005.01.28)


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